PANAFACOM C-15E

PANAFACOM C-15E

PANAFACOM C-15E


製造年 1979年
製造者 パナファコム(株)(現・(株)PFU)
所有者 (株)PFU
史料所在地 〒929-1192 石川県かほく市宇野気ヌ98-2 (株)PFU
公開情報 限定公開
照会先 総務部 Tel.076-283-1212(代表)  http://www.pfu.fujitsu.com/


 1978年10月にパナファコム(株)(現・(株)PFU)がそれまで培った独自開発16ビットマイクロコンピュータの技術を集約したパーソナルコンピュータC-15を発表し,その1年後このエンハンスモデルであるC-15Eを発表した.このC-15シリーズは使いやすく,低価格な目的指向型のコンピュータシステムということで,科学技術計算,計測,制御等での利用を想定していたが,当時市場はOA分野でのさまざまなアプリケーションを搭載できるパソコン的な機能への要望が高まっており,このC-15Eも主たるユーザとして医薬品メーカや生命保険会社での店頭,支店事務所の端末で使われ,その後,これが 1つの流れとしてさらなる高機能の後継機開発の呼び水となった.
 PANAFACOM C-15Eの主な特徴は以下の通り.

  • 高性能16ビットマイクロプロセッサ(MN1610A,命令実行時間 2μs~)で高速処理.
  • 会話型言語BASICの採用により容易にユーザプログラムを作成可能.
  • 基本部メモリ(RAM16KB,ROM2KB)に増設メモリとしてRAM16KBを追加可能.
  • シリアルインタフェース(RS232C),IECバス(GPIB)を使用し,各種の入出力装置,計測器等に接続可能.