HARP 5020関連資料

HARP 5020 設計書およびマニュアル

HARP 5020 設計書およびマニュアル


HARP 5020設計書の内容

HARP 5020設計書の内容


製造年 1965年
製造者 (株)日立製作所
所有者 東京農工大学工学部情報工学科
史料所在地 〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16 東京農工大学工学部情報工学科(7号館)
公開情報 原則非公開(応相談)
照会先 東京農工大学工学部情報工学科教授 金子敬一
 Tel.043-388-7448(担当:宮島) http://www.cs.tuat.ac.jp/

 HARP 5020 (Hitachi ARithmetic Processor or Hitachi Automatic Rapid Processor)は我が国で開発された最初の最適化コンパイラであり,全国大学共同利用施設として1965年に新設された東京大学大型計算機センターの初代計算機HITAC 5020のFORTRANコンパイラとして多くの研究者に利用された.
 言語仕様にはFORTRAN IVを採用し,さらに4倍精度演算,デバッグ文,磁気ドラム入出力文などを加えた.
 コンパイルの速度をあまり落とさずに目的コードの実行を速くするために,HITAC 5020の命令体系や複数レジスタを最適に利用する工夫をし,その結果,行列積の計算をするプログラムの3重のDOループの最内側のループの目的コードは8命令に抑えられている.コンパイラの構成は5パスで,パス1:字句解析,パス2:構文解析と中間語生成,パス3:DOループの最適化,パス4:変数の番地割り当て,パス5:コード生成,である.
 HARP 5020は日立製作所中央研究所の中田育男をリーダーとするチーフプログラマーチームで開発された.メンバーは最初1人で,進行に応じて増え,最盛期は15人であった.