ページ式和欧文電信機「55型テレタイプ」


ページ式和欧文電信機「55型テレタイプ」

ページ式和欧文電信機「55型テレタイプ」


製造年 1953年
製造者 沖電気工業(株)
所有者 (株)沖データ
史料所在地 〒960-2196 福島県福島市庄野字立田1-1 (株)沖データ 福島事業所
公開情報 原則非公開(応相談)
照会先 人事部 福島総務チーム Tel.024-594-2001

 電信機の歴史は古く,ページ式印刷電信機が国内公衆電報用として使用され始めたのは1925年(大正14年)である.しかしながら,それらの装置はすべて米国からの輸入品であり,やがて輸入防止,国産品愛用の風潮の高まりとともに,国産の電信機はテープ式のものに置き換わっていった.
 国産品でページ式を採用しなかったのは技術的難易度の高さにあったと言われているが,1953年に,その技術的課題を克服し,純国産型のページ式和欧文電信機が完成した.
 印字さん孔受信,不在通信等の機能を装備し,電電公社には「A1形加入電信宅内装置」の名称で,一般顧客には通称「55型テレタイプ」の名称で納入された.
 印字速度は50Baud(ビット/秒),1文字6単位で約375文字/分(約6字/秒)であり,印字方式はタイプバー式で,英数字以外に漢数字,カナ,その他記号を含めて126文字(42タイプバー×3段シフト)の印字が可能であった.
 その後,印字速度を向上し,専用電信回線用印刷電信端局装置として機能の多様化を図り,55A〜M形テレタイプライターセットの名称で,官公庁・銀行・証券業界等に多数納入された.
 1965年頃まで製造されたベストセラー機である.