製造年 | 1977年 |
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製造者 | 沖電気工業(株) |
所有者 | 沖電気工業(株) |
史料所在地 | 〒370-8585 群馬県高崎市双葉町3-1 沖電気工業(株)高崎事業所 |
公開情報 | 原則非公開(応相談) |
照会先 | 高崎総務チーム Tel.027-325-1111(代) |
日本の金融機関は1960年代からオンラインシステム化に取り組み,1970年代には預金・為替だけでなく銀行が取り扱う全科目でオンライン処理が始まった.OKI☆1は1970年12月にオンラインキャッシュディスペンサM型(CD)の第1号機を富士銀行に納入し,都市銀行・地方銀行・相互銀行が共同出資した日本キャッシュサービスは1974年11月に共同利用CDのオンラインサービスを開始したことでCDは急速に普及した.OKIはこの頃入金機能を持った自動預金機(AD)の開発に着手し,CDの1号機から7年後の1977年4月にCDとADとを組み合わせた現金自動預払機(ATM)の第1号としてAT-20Pを商品化した.当時はマイクロコンピュータが8ビットになり,AT-20Pの主制御部はミニコンからマイクロコンピュータに,機構制御は小規模ICを使用した制御回路からマイクロコンピュータへと瞬く間に切り替わり,制御が本格的にソフトウェア化した.AT-20Pは日本の本格的なATM時代の幕開けを担うとともに,機構と制御が融合したメカトロニクス技術の飛躍的進化の始まりにも貢献した.