東京理科大学なるほど科学体験館(東京理科大学近代科学資料館付属施設)

計算機の歴史コーナー内観

計算機の歴史コーナー内観


FACOM201(9号館)

FACOM201(9号館)


京のシステムボード

京のシステムボード


所在地 〒278-8510 千葉県野田市山崎2641 東京理科大学 野田キャンパス
公開情報 公開中
照会先 東京理科大学なるほど科学体験館 Tel.04-7122-9651
https://www.tus.ac.jp/info/setubi/naruhodo/index.html

 なるほど科学体験館は,東京理科大学野田キャンパスにある施設であり,東京理科大学近代科学資料館の分館的役割として大学の所蔵する計算機資料の展示も行っている.
 1階は曲線や図形など12項目に渡る数学教具をさわって,実験して,確かめることができる.その原理や本質が分かるように,来館者がインストラクターの丁寧な解説の下,ハンズオン形式で,あらゆる感覚を総動員して発見の喜びを体感していただけるように工夫されている.
 2階は身近な科学の展示物とともに計算機の歴史のコーナーがある.そろばんなど計算のための道具から始まって,タイガー計算器などの機械式計算機や電動式計算機,大型の機械式微分解析機,そしてマイコン,パソコンへと歴史の流れにそって展示がされている.
 さらに9号館では,FACOM 201パラメトロン計算機など大型計算機が展示されている.

主な計算機資料

  1. 計算機の歴史コーナー:算木,ネーピアの算具,紙そろばんなどの各種そろばん,ソロカル,計算尺,機械式計算機,電気計算機,電卓,リレー計算機,電子計算機,マイコン,パソコン,初代プレイステーションに始まるゲーム機など.機械式計算機は体験展示も行っている.
  2. 微分解析機:1931年に考案された微分方程式を解くための大型の機械式計算機.本学応用数学科の清水辰次郎先生が大阪大学から移送したもの.積分器3台,入力卓1台,出力卓1台で構成.
  3. スーパーコンピュータ「京」:2019年8月に運用を終えたスーパーコンピュータ「京」のシステムボードの寄贈を受け,展示している.
  4. 大型計算機(9号館):BendixG-15真空管計算機,FACOM 201パラメトロン計算機.
 東京理科大学が所蔵する計算の道具から黎明期の計算機,そして今日のコンピュータまで歴史的に貴重な内外の計算機コレクションの中の一部ではあるが,貴重な逸品を展示し無料で一般公開をしている.