東北大学サイバーサイエンスセンターは,全国の大学等の研究者が学術研究のために利用する全国共同利用施設であり,研究室のレベルをはるかに超える最高・最新鋭のスーパーコンピュータや学内ネットワークの中核設備が設置されている.センターの1階にはコンピュータ技術の発展を広く知ってもらうため,コンピュータの歴史の展示室が設けられており,コンピュータの黎明期に東北大学と日本電気が共同開発した科学技術用パラメトロン計算機と歴代のコンピュータを中心にその部品や装置が展示されている.
ハードウェアの主な展示品には下記のようなものがある.
- パラメトロン計算機SENAC-1(演算ユニット,電源ユニット)
- 汎用コンピュータACOSシステム900(LSIパッケージ,CPUユニット,メモリユニット)
- 並列コンピュータTX-7/AzusA(CPU/メモリユニット)
- スーパーコンピュータSX-2N(LSIパッケージ)
- スーパーコンピュータSX-3(CPUユニット)
- スーパーコンピュータSX-4(CPUユニット,メモリユニット)
- 地球シミュレータ(2ノード)
- スーパーコンピュータSX-7(CPUユニット,メモリユニット)
- スーパーコンピュータSX-7C(CPUユニット,メモリユニット)
- スーパーコンピュータSX-9(CPUユニット,メモリユニット)
- スーパーコンピュータSX-ACE(CPUチップ,ノードモジュール)
- 磁気ディスク装置 5種
- 汎用コンピュータACOS 3900/10(CPU筐体部分)
- ポータブルプリンタ
- ネットワーク用光ファイバケーブルカットモデル,各種ネットワーク用各種メタルケーブル等
- ブリッジ(100Mbps FDDI),リモートリピータ,ターミナルサーバ,10BASE-5 タップトランシーバ,無線LAN間接続装置(50G帯 マイクロ波)
- コアスイッチ(ATM OC-1(155Mbps)),FDDI/TPDDIコンセントレータ
- コアルータ(1Gbps〜),コアスイッチ(1Gbps〜),光多重化装置(1Gbps×8⇔10Gbps 時分割光多重化装置)
他にこれまで導入した汎用コンピュータ,スーパーコンピュータの説明書や資料なども保存・展示されている.