京都産業大学ギャラリー

京都産業大学ギャラリー内観

京都産業大学ギャラリー内観


TOSBAC-3400 Model41

TOSBAC-3400 Model41


所在地 〒600-8533 京都府京都市下京区中堂寺命婦町1-10
公開情報 公開中(展覧会開催期間)
照会先 京都産業大学むすびわざ館事務室 Tel.075-277-0254
https://www.kyoto-su.ac.jp/facilities/musubiwaza/gallery/index.html

 京都産業大学ギャラリーは,壬生のむすびわざ館内にある大学博物館である.年に数回の展覧会開催期間に,TOSBAC-3400およびその周辺機器一式(GE-130マーク読取装置,IBM 029キーパンチ機など)からTOSBAC用に書かれたプログラムのカードデッキといったソフトウェアの記録までが揃った,大学での大型汎用機利用の様子を偲ぶ展示が公開されている.その他MGP-21(三菱プレシジョン),計算機を使用して作成した冊子体洋書目録(1968年作成,日本初)なども展示している.
 京都産業大学は開学2年後の1967年にはTOSBAC-3400 Model30を設置した(展示品は1969年に導入したModel41).TOSBACは,科学技術計算用コンピュータで,コンピュータ教育や研究,大学事務の機械化(オフィスオートメーション)に用いられた.本学がオートメーション化に取り組んだ業務に,図書館の目録・貸出業務や教務課での受講者名簿・成績証明書の作成などがある.受講登録用には高速マーク読取装置とプリンタを備えたGE-115を導入した(展示品は後継機のGE-130のマーク読取装置).また,当時の受講登録の仕方を説明するビデオを保存・公開している.
 MGP-21はTOSBACに先立ち1965年に導入された超小型コンピュータで,磁気ディスクを記憶装置とする汎用電子計算機である.