北陸先端科学技術大学院大学 JAIST記号処理計算機コレクション

ELIS 8100シリーズ(右)および8200シリーズ(左)

ELIS 8100シリーズ(右)および8200シリーズ(左)


ELIS試作機Hydrogen(右)およびVX-2000(左)

ELIS試作機Hydrogen(右)およびVX-2000(左)


所在地 〒923-1292 石川県能美市旭台1-1 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究棟1F
公開情報 公開中
照会先 広報室 広報係 Tel.0761-51-1031 kouhou@ml.jaist.ac.jp

 北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)には1980年代に日本電信電話(NTT)が開発したLISPマシンのELISなど多数の記号処理計算機が保存され,JAIST記号処理計算機コレクションとして展示が行われている.
 1970年代後半の電電公社時代に,NTT武蔵野電気通信研究所はLISPマシンの研究に着手し,プロトタイプを試作した.民営化されたNTTでは1980年代後半にELISワークステーションの実用化を行い,NTT-ITによりELIS-8100およびELIS-8200が発売された.コレクションには,これらのELISの試作機から商用機までの種々のモデル,部品および関連資料などが保存され,さらにICOTのPSIなども保存されている.一部の機器については動態展示も試みられており,2010年8月にはJAIST創立20周年記念行事の一環としてELIS復活祭が開催され,ELISを中心とした展示および実演が行われた.
 JAIST記号処理計算機コレクションは情報科学系研究棟内にあり,主な保存・展示品は下記の通りである.

  • ELISプロトタイプ:Hydrogen,VX-2000
  • ELIS製品:ELIS-8100シリーズ,ELIS-8200シリーズ
  • ELISボード:ELIS/VMEボード,ELIS/PC CPUボード,ELIS/PCフロントエンド
  • ELIS VLSI:ELIS VLSIチップウエーファ,ELIS VLSIチップ
  • その他:CELIS,TAO/SILENT,PSI(ICOT),お茶の水5号(東大・スケーラブル並列計算機)

  •  これらのほかに関連するマニュアルや資料などが保存されている.