科学技術継承財団 「マイコン博物館」と「夢の図書館」

「マイコン博物館」の展示は,発表年代順に並べて展示している

「マイコン博物館」の展示は,発表年代順に並べて展示している


「夢の図書館」では,保存されていることが少ない技術雑誌を収蔵している

「夢の図書館」では,保存されていることが少ない技術雑誌を収蔵している


所在地 〒198-0042 東京都青梅市東青梅2-16-5 賀根井ビル2階
(2023年冬に東京都青梅市内に拡張移転予定)
公開情報 公開中☆1
照会先 非営利型 一般財団法人 科学技術継承財団 Tel.050-6865-3870
 「マイコン博物館」「夢の図書館」:https://scitech.or.jp/museum
 公式Facebook:https://www.facebook.com/MicomMuseum
 公式X(旧Twitter):https://twitter.com/dream_library_
☆1「マイコン博物館」と「夢の図書館」を同時に利用できる.利用方法と最新情報は,同館のWebサイトを参照.
年会費:3,000円(1日利用券:1,000円(社会人 大学生)1枚を含む).
会員は,ビジターを同伴可能(1日利用料金必要).1日利用:社会人と大学生 1,000円,中学生高校生 500円.
小学生は無料,ただし,小学4年生以上,保護者同伴必要.情報処理学会会員は,1日利用券:500円(社会人と大学生)

 「マイコン博物館」は,日本では珍しい公開された私設のコンピュータ博物館である.会員システムを採用しているので,Webサイトから入会手続きを行うことで利用できる.
 「マイコン博物館」という名称を付けているが,1970年代の8bitマイコンの展示に限らず,算盤や計算尺から機械式計算機,真空管式アナログ計算機,ミニコンからワークステーションまでの個人用計算機を展示している.時代を創ったエポックメイキングなコンピュータとソフトウェア,関連資料を重点的に集めて展示している.
 「マイコン博物館」での展示は,各コンピュータ機材の発売年代順に並んでいる.これにより,ITの劇的な進化,各コンピュータメーカの戦略の推移を,年表を見るように実物から学ぶことができる.
 「夢の図書館」 は,100年分の技術雑誌3万冊を所蔵する技術雑誌専門の私設図書館である.収蔵している雑誌のジャンルは,科学・技術,ラジオ・無線,エレクトロニクス,コンピュータ,模型・工作,船舶,鉄道,航空・宇宙,漫画・アニメ,SF・映画,教育・学習,ライフスタイル(一般紙・その他),軍事関連などである.
 「マイコン博物館」 と「夢の図書館」 は,連携した施設として科学技術継承財団が運営している.1970年代に月刊アスキー編集長だった吉崎武が50年間集めてきた機材等を中心に展示しているが,さらに,コンピュータ,ソフトウェア,関連資料,雑誌・書籍の寄贈を受け付けている.