所在地 | 〒180-8585 東京都武蔵野市緑町3-9-11 NTT技術史料館(NTT武蔵野研究開発センタ内) |
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公開情報 | 公開中 |
照会先 | NTT技術史料館 Tel.0422-59-2093 https://hct.lab.gvm-jp.groupis-ex.ntt/contact/index.html |
NTT技術史料館は,日本電信電話公社発足以降の半世紀を中心にNTTグループの電気通信における技術開発の歴史的資産を系譜化し集大成して展示を行っている.
NTTは,民営化に先立つ日本電信電話公社時代より,1950年代には電信電話サービスを合理的に提供するための手段としてコンピュータ開発を進めた.それらがパラメトロン素子によるMUSASINO-1B,料金計算装置CM-1であり,その後のトランジスタ計算機CM-100である.
1960年代後半以降は,電信電話サービスに次ぐデータ通信サービスに対応するため,オンラインコンピュータ通信サービス,すなわち,データ通信システムの開発として,1968年にDIPS☆1計画を策定し,1969年より日本電気・日立製作所・富士通の3社とDIPS共同研究体制をとってコンピュータの研究実用化を牽引した.
NTT技術史料館では,NTTのコンピュータ開発の原点であるパラメトロン素子による計算機MUSASINO-1B(1957年完成.情報処理学会情報処理技術遺産認定),DIPS計画における代表的な汎用大型計算機DIPS-11/45本体系装置(1982年),磁気ドラム装置や磁気ディスク装置など,黎明期からDIPS計画まで,各種の部品,周辺装置が展示されており,日本電信電話公社・NTTにおけるコンピュータ研究開発の歴史を知ることができる.