神戸大学経済経営研究所 経営機械化展示室

神戸大学経済経営研究所

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経営機械化展示室

経営機械化展示室


国産初のカード分類機(左,鐘淵実業製)

国産初のカード分類機(左,鐘淵実業製)


所在地 〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町2-1 神戸大学経済経営研究所
公開情報 公開中(要予約)
照会先 神戸大学経済経営研究所 Tel.078-803-7270


 神戸大学経済経営研究所,経営機械化展示室には,国産初の45欄カード分類機を含む28点の事務機械が展示されている.大半は1959年以前に取得されたもので,戦前から戦後に至る我が国の経営機械化の歩みを知る上で格好の実物展示となっている.同研究所にしかない貴重な展示は以下の通りである.

  • 分類機(鐘淵実業製)
  • 手動式穿孔機(IBM製,鐘淵実業製,神戸製鋼製)
  • 手動式検孔機(IBM製,鐘淵実業製)

 また,戦中・戦後の事務機械国産化の資料も保存されている.  とくに分類機は,戦中にIBMのPCS(パンチカード・システム)輸入停止に伴い,同大の平井泰太郎教授が中心となり,仲本鉄工所(後に鐘淵実業に業務移管)の協力の下,日本で最初に完成させたものである.神戸製鋼,東芝も分類機の国産化を果たしたが,現存するものは同研究所の鐘淵実業製1台だけである.
 なお,同研究所は,1919年(大正8年)に神戸高等商業学校・商業研究所として発足,国立大学の社会科学系附置研究所として最も古い歴史と伝統を持つ.1941年,経営機械化研究に先鞭をつけ,1944年には経営機械化研究所を設立し,経営機械化の普及・指導に注力.1949年,両研究所は統合,現在の経済経営研究所となり,黎明期の経営機械化研究・教育の中心的役割を担ってきた.そのため,事務機械の利用法を示すパネルや研修用の教材もあり,経営機械化をユーザの立場からも窺い知ることができる貴重な展示となっている.